2026年3月24日(火) 参議院 予算委員会公聴会 第1号

参議院 予算委員会公聴会 第1号・第221回国会

267発言
27人が登壇
13.1万文字
3/24この日の国会

誰が何回話したか

発言者会派役職回数文字数
宮家邦彦 — キヤノングローバル戦略研究所理事・特別顧問 24 17,263
会田卓司 — クレディ・アグリコル証券会社東京支店チーフエコノミスト 24 16,805
三原岳 — 株式会社ニッセイ基礎研究所上席研究員 22 12,581
八代尚宏 — 昭和女子大学特命教授 18 15,540
熊谷亮丸 — 株式会社大和総研代表取締役副社長兼副理事長 16 14,044
松尾豪 — 合同会社エネルギー経済社会研究所代表 16 13,092
塩入清香しおいりさやか 参政党 — 16 4,645
藤川政人ふじかわまさひと 自由民主党・無所属の会 — 13 2,428
大島九州男おおしまくすお れいわ新選組 — 12 3,193
大門実紀史だいもんみきし 日本共産党 — 8 4,336
牛田茉友うしだまゆ 国民民主党・新緑風会 — 8 1,944
新実彰平にいみしょうへい 日本維新の会 — 8 1,863
佐々木雅文ささきまさふみ 公明党 — 8 1,690
山添拓やまぞえたく 日本共産党 — 7 1,730
原田大二郎はらだだいじろう 公明党 — 6 1,588
本田顕子ほんだあきこ 自由民主党・無所属の会 — 6 1,498
串田誠一くしだせいいち 日本維新の会 — 6 1,207
村田享子むらたきょうこ 立憲民主・無所属 — 6 1,188
伊勢崎賢治いせざきけんじ れいわ新選組 — 5 2,013
森本真治もりもとしんじ 立憲民主・無所属 — 5 1,957
阿達雅志あだちまさし 自由民主党・無所属の会 — 5 1,612
平戸航太ひらどこうた 国民民主党・新緑風会 — 5 1,591
高木真理たかぎまり 立憲民主・無所属 — 5 1,531
石井めぐみいしいめぐみ 日本維新の会 — 5 1,448
窪田哲也くぼたてつや 公明党 — 5 1,125
加藤明良かとうあきよし 自由民主党・無所属の会 — 4 2,072
浜野喜史はまのよしふみ 国民民主党・新緑風会 — 3 709

この会議でよく出た語

発言の本文から、漢字 2 文字以上・カタカナ 3 文字以上の語を機械的に数えたものです(手続き用語は除いています)。

発言の抜粋

主な発言の冒頭だけを載せています(267 件のうち長いもの 120 件)。全文は各発言の「会議録で読む」からどうぞ。

  1. ただいまから予算委員会公聴会を開会いたします。 本日は、令和八年度一般会計予算、令和八年度特別会計予算及び令和八年度政府関係機関予算につきまして、六名の公述人の方々から順次項目別に御意見を伺いたいと存じます。 この際、公述人の方々に一言御挨拶を申し上げます。 本日は、大変御多忙の中、本委員会に御出席をいただき、心から感…

  2. 会田卓司 クレディ・アグリコル証券会社東京支店チーフエコノミスト 4,722 字 会議録で読む

    本日はありがとうございます。 私からは、日本の財政は健全で戦略投資拡大の余地は大きいという結論でお話をいたします。一般には逆です。日本の財政状況は悪いと言われます。 では、二ページ目を御覧いただきたいと思います。 二ページ目左側には、日本の国家予算の歳出、右側には米国の国家予算の歳出があります。日本の歳出の中に占める国…

  3. 三原岳 株式会社ニッセイ基礎研究所上席研究員 6,436 字 会議録で読む

    おはようございます。ニッセイ基礎研究所の三原です。 今日は、私の方から二〇二六年度の当初予算案の社会保障関係費に関して、あるいは今後の見直し論議について、十五分ほどお時間いただきたいと思っております。よろしくお願いします。 今日の内容ですけれども、資料に沿って説明させていただきます。 今日、内容を三つ考えてきました。一…

  4. 自民党の本田顕子でございます。 今日は、参考人の先生方に本当に貴重な御指導、陳述をいただきまして、ありがとうございます。 まずは、会田先生に質問させていただきます。 官民連携の投資超過で経済規模を拡大させるというお話でございましたけれども、その投資の話の部分でちょっとお伺いいたします。 岸田内閣の時代から現在の高市内閣…

  5. 会田卓司 クレディ・アグリコル証券会社東京支店チーフエコノミスト 511 字 会議録で読む

    日本の国際競争力そして経済安全保障を確立するためには、しっかりとした産業政策が必要です。 九ページ目、御覧いただきますと、実は世界銀行も、これまでの新自由主義、緊縮財政から産業政策、積極財政の支持に転じています。これは直近のレポートになります。産業政策は、従来考えられていたよりはるかに再現可能性が高く、全ての国にとって…

  6. 会田卓司 クレディ・アグリコル証券会社東京支店チーフエコノミスト 481 字 会議録で読む

    企業は投資を抑制してきました。この投資の抑制が日本経済の停滞の原因でした。しかし、これは、企業は合理的な判断として投資を抑制してきたということです。理由は、先ほど申したとおり、政府が経済規模を持続的に拡大するという責務を果たさなかったからです。経済規模が持続的に拡大しなければ、企業はコスト削減、リストラをやめません。投…

  7. 立憲民主・無所属の高木真理です。 本日は、貴重なお話を賜りまして、ありがとうございました。 まず最初に、会田公述人から伺いたいというふうに思いますけれども、責任ある積極財政というフレーズの裏には会田公述人のおっしゃったようなお話があるのだなということもよく理解をさせていただきました。 その上で伺いたいんですけれども、最…

  8. 会田卓司 クレディ・アグリコル証券会社東京支店チーフエコノミスト 867 字 会議録で読む

    御質問ありがとうございます。 では、六ページ目、御覧いただきたいんですが、確かに、六ページ目の左上、政府の負債残高二一三%、GDPの二・一倍、非常に大きい、ここだけが取り上げられるということになります。一方、政府には巨大な金融資産があって、一三八%の金融資産を持っています。他国はそんなに政府は金融資産を持ちません。です…

  9. ありがとうございます。企業のことも考えないと、負債についても、いけないというところは理解をさせていただきました。 その企業の動きも関係があるという意味では、資料五のところで御説明をいただきましたネットの資金需要について御説明があって、こういう見方をしていくと、今まで日本政府もいろいろ借金もしてきてはいる、借金をして国民…

  10. 会田卓司 クレディ・アグリコル証券会社東京支店チーフエコノミスト 705 字 会議録で読む

    これまでは、名目GDP、すなわちビジネスのパイが拡大しなかった、政府はその責務を果たさなかったわけです。ビジネスのパイが拡大しないときの企業の競争は、リストラ、コスト削減です。ビジネスのパイが膨らまないわけですから、競合他社より安い商品、サービスをリストラ、コスト削減で提供して、そして競合他社からシェアを奪うしかこれ合…

  11. 三原岳 株式会社ニッセイ基礎研究所上席研究員 526 字 会議録で読む

    御質問ありがとうございます。 医療費の増加要因というのが、高齢化の伸び率だけじゃなくて、御質問いただいたとおり、その新薬の影響とか技術の発展というのが非常に影響が大きいと思います。 それは、医療というのは、情報の非対称性、患者と医者の情報の格差が大きいですから、患者は医者の勧める新薬あるいは治療法についてなかなか判断が…

  12. おはようございます。国民民主党・新緑風会の牛田茉友と申します。 今朝は、お忙しい中、貴重なお時間を頂戴いたしまして、貴重なお話をありがとうございました。 お二方のお話、非常に興味深く拝聴させていただきましたが、今日は社会保障につきまして三原岳公述人に質問をさせていただきます。 今回の介護報酬改定、障害福祉サービス等報酬…

  13. ありがとうございます。 先ほど三原先生、包括払い報酬のお話もありましたけれども、過疎地域における医療、介護の安定的な提供体制を確保する観点から、出来高払ではなくて、地域ごとの包括払い報酬の導入を検討すべきというふうにお話しされていらっしゃいますけれども、特に訪問系サービスにつきましては、回数単位での評価は移動時間の負担…

  14. 三原岳 株式会社ニッセイ基礎研究所上席研究員 500 字 会議録で読む

    御質問ありがとうございます。 私が包括払いを積極的に導入すべきと言っているわけじゃなくて、政府がこう言っていると。私もそこは合理的だと理解しているということです。 その上で、包括払いのメリットとしては、確実に収入が行き渡ることになりますから、事業所の経営が安定化する可能性があると。ただ一方で、包括払いというのは、今御質…

  15. 三原岳 株式会社ニッセイ基礎研究所上席研究員 450 字 会議録で読む

    御質問ありがとうございます。 実は、給付費を削っても、そんなに予算が出るわけではないと私は思っています。当然、その不断の見直しというのは必要だと思います。物価も上がってきていますから、社会経済情勢に応じて制度を変えていく必要はあると思うんですけど、介護保険の財政問題というのは私はもうもはや優先順位は低いと思っています。…

  16. 会田卓司 クレディ・アグリコル証券会社東京支店チーフエコノミスト 679 字 会議録で読む

    ありがとうございます。 潮流の変化にあるのは、まずは中国経済が膨張したということです。先進国はこの二十年間、新自由主義的な政策で政府の関与を小さく、民間に任せようとしてきたわけです。しかし、民間は、どうしても視線が短期になりますから、中長期的な視野での投資が不足した、そして、短期的な収益にとっては賃金はマイナスになって…

  17. 会田卓司 クレディ・アグリコル証券会社東京支店チーフエコノミスト 455 字 会議録で読む

    ありがとうございます。 当然、民間の企業には国内で支出を増やしてもらいたいわけです。とすると、国内で収益が上がらなければ企業は国内で投資をしません。国内の経済をしっかり成長させること、そして家計にしっかり所得を回して消費を拡大するということです。消費が拡大しますと、その消費されたところがこれが成長分野なわけです。その成…

  18. 三原岳 株式会社ニッセイ基礎研究所上席研究員 416 字 会議録で読む

    御質問ありがとうございます。 地方分権が二十年、二十五年たって、私は自治体の政策形成能力というのは格段に高まったんだろうと。新型コロナウイルスの対応を見てみても、きちんと自治体はやってくださいましたよね。なので、私は自治体に力はあるんだと思います。 ただ、今までの給付の管理の考え方と違うのが少し難点かなという気がしてい…

  19. 本日は、貴重なお話ありがとうございました。 日本維新の会の新実彰平と申します。 まずは、会田先生に伺わせていただきます。 今日伺ったお話は、まさに責任ある積極財政が目指すべきもの、これを改めて示唆いただいたんだというふうに思っております。積極的な財政政策で国内資金需要を喚起することの必要性というのは大変よく理解を改めて…

  20. 会田卓司 クレディ・アグリコル証券会社東京支店チーフエコノミスト 782 字 会議録で読む

    ありがとうございます。 そこは日本成長戦略会議で十七戦略分野、そしてそこに六十強の特定物資、サービス、こういうところを中心に官民連携で投資を拡大していこうという方針でありますので、六月の骨太の方針までに日本成長戦略会議もしっかりこの戦略を、成長戦略をまとめていきたいと考えています。 では、十一ページ目の左を御覧いただき…

  21. 会田卓司 クレディ・アグリコル証券会社東京支店チーフエコノミスト 656 字 会議録で読む

    ありがとうございます。 経済理論的に、実質賃金がしっかり上がるためには労働生産性が上がらなきゃいけない。労働生産性が上がるためには、投資を増やさなければいけないということになります。ということは、投資をしっかり増やすということが賃金上昇の必要条件だということです。 五ページ目の右側を御覧いただきますと、五ページ目の右側…

  22. ありがとうございます。 やはり賃金を考えても投資なんだということ、大変よく理解できました。 続いて、会田先生と三原先生、双方にお伺いをさせていただきます。 先ほど会田先生から、社会保障の持続可能性の点で、特に年金財政については経済成長に応じて充実をするという示唆をいただきました。ベースにマクロ経済スライドがあって、物価…

  23. 会田卓司 クレディ・アグリコル証券会社東京支店チーフエコノミスト 423 字 会議録で読む

    資料の二十二ページ目、御覧いただきますと、先ほど社会保障関係費の推計を見ましたが、医療給付費の推計、GDP比の推計が右側にあります。 これまで、後期高齢者が増加をする、そうすると医療費は等比級数的に増加してしまう、だからこそ医療費を抑制していかなければいけないんだという考えでやってきたわけです。しかし、この推計を見ます…

  24. ありがとうございます。 三原先生に最後に伺います。 先ほど、選定療養的なものがびほう的に拡大していることへの問題意識を提起をいただきました。おっしゃるとおりかと思います。 ただ、政治的には何とか、アリの一穴といいますか、これからの議論の先鞭を着けたという側面もあるのかなとは思うんですが、やはり根本的には、今後、特に高齢…

  25. この度は、貴重なお話を会田先生、三原先生に伺わさせていただきまして、ありがとうございます。 参政党の塩入清香と申します。よろしくお願いいたします。 質問をさせていただきます。 まず、会田先生の方から伺わさせていただきます。 会田先生の提唱されているネットの資金需要マイナス五%は、日頃より日本経済にとって大変有益な指標だ…

  26. 会田卓司 クレディ・アグリコル証券会社東京支店チーフエコノミスト 761 字 会議録で読む

    ネットの資金需要、五ページ目左側、御覧いただきますと、この灰色が企業の貯蓄率と黒の財政収支を足したネットの資金需要ということになります。ネットの資金需要というのは、企業と政府合わせたお金を使う力ということになります。このお金を使う力が消滅していると、当然、名目GDP、経済のパイは膨らみません。そして、誰かの支出が誰かの…

  27. 会田卓司 クレディ・アグリコル証券会社東京支店チーフエコノミスト 716 字 会議録で読む

    名目GDP三%を分解しますと、政府、日銀の物価安定目標が二%です。実質成長率が一%台ですと三%台の名目成長率になるということで、これが適度であるという判断です。 では、今、実質成長率のトレンドがどのぐらいかといいますと、内閣府の潜在成長率の推計は〇・五%程度だと考えられます。ですから、足らないわけです。投資の拡大によっ…

  28. 会田卓司 クレディ・アグリコル証券会社東京支店チーフエコノミスト 602 字 会議録で読む

    ありがとうございます。 ネットの資金需要をマイナス五%にどれぐらいのスピードで持っていくのかによって、短期的な名目成長率が当然三パーを超えるということもあり得ますし、又は、需給ギャップを二まで持ち上げるということで、今、ゼロから二ですから、一気に二まで持ち上げてしまえば当然名目成長率は三を超えるということになるので、ど…

  29. お忙しい中、ありがとうございます。 まず、会田公述人にお聞きいたします。 ネットの資金需要という考え方でいろいろ分析するというのは大変新鮮に受け止めさせていただいて、大変興味深いところでございました。企業の過剰貯蓄と緊縮財政がネットでの資金需要を縮小させ消滅させてデフレの原因になっているということは、本当にそのとおりだ…

  30. 会田卓司 クレディ・アグリコル証券会社東京支店チーフエコノミスト 552 字 会議録で読む

    ネットの資金需要というのは、企業と政府のお金を使う力、支出する力です。マイナスが大きくなると企業と政府の支出する力が大きくなるわけですから、当然経済に膨らむ力が掛かり、当然これが物価上昇圧力になってきます。 分析をしますと、ネットの資金需要がマイナス五ぐらいですと名目GDPが三%、そして物価はおおよそ二%台で上昇すると…

  31. つまり、そのネットの資金需要、土台ですよね、それをしっかりしておけば、まず物価上昇、ハイパーインフレとか高インフレは起きにくいということかなと思いますけれども、ただ、そのネットの資金需要をマイナスに持っていくためには、政府もそうですけど、企業そのものが、過剰貯蓄じゃなくて、投資とか回してもらわなきゃいけなくなるわけです…

  32. 会田卓司 クレディ・アグリコル証券会社東京支店チーフエコノミスト 708 字 会議録で読む

    ありがとうございます。 政策、経済政策を新自由主義から経済産業政策の新機軸にしっかり転換をすることが重要です。 十五ページ目にこの二つの政策を具体的にまとめています。新自由主義という考え方では、民間に任せられます。とすると、どうしても民間というのは短期的な収益の拡大に目線が行ってしまうので、投資、賃金が不足する。そして…

  33. ありがとうございました。 三原公述人、一問だけお聞きいたします。 金融財政ビジネスに、去年の初め頃ですかね、書かれた国民負担率についての分析、大変面白い、非常に政治的に恣意的に使われてきたという点を含めて勉強になったわけですけれども。 私がスウェーデンに行ったときに、スウェーデンの厚生労働省だから保健社会省ですかね、の…

  34. 会田卓司 クレディ・アグリコル証券会社東京支店チーフエコノミスト 497 字 会議録で読む

    先ほどの五ページ目の左側のネットの資金需要のグラフを御覧いただくと、これよく分かるのは、企業貯蓄率が上に上がるということは企業が支出を減らしているわけですね。景気悪くなります。税収が落ちて財政赤字が増えます。企業貯蓄率が下がっていくと景気は良くなっていくので、税収が上がることによってこの財政収支は赤字が減っていく。すな…

  35. 今公述人おっしゃるように、安定したと。財務省としては、景気が良かろうが悪かろうがもうこれで安定した、私のいう打ち出の小づちじゃねえかと。闘わない税金とも言われている。それは何かというと、新たにいろんな企業が関係するような例えば環境税とか二酸化炭素税とか入れようとすると、いろんな業界と闘わなければならないけれども、国会で…

  36. 会田卓司 クレディ・アグリコル証券会社東京支店チーフエコノミスト 667 字 会議録で読む

    まず最初に付け加えますと、消費税が安定財源だと申しましたが、安定財源というのは景気の不安定財源だと。景気の安定と安定財源というのはこれ両立しない概念だということをしっかり考える必要があるというのは付け加えておきます。 もう一つは、当然ながら、企業貯蓄率を下げるような投資を政府がやっていく。これは効率がいいわけです。企業…

  37. 会田卓司 クレディ・アグリコル証券会社東京支店チーフエコノミスト 388 字 会議録で読む

    私は有効ではないと考えています。 やはりしっかり経済が成長して、成長する中で企業の競争をリストラから投資に変えるということが重要で、ただ単純に内部留保に課税しただけであればもしかしたら賃金減ってしまうかもしれない。そういう北風政策ではなくて、経済規模をしっかり拡大するということで企業の競争を変えていく。すなわち、コスト…

  38. それでは、引き続き公述人の方々から御意見を伺います。 この際、公述人の方々に一言御挨拶を申し上げます。 本日は、御多忙中の中、本委員会に御出席をいただき、誠にありがとうございます。委員会を代表して心からお礼を申し上げます。よろしくお願い申し上げます。 本日は、令和八年度総予算三案につきまして皆様から忌憚のない御意見を拝…

  39. 八代尚宏 昭和女子大学特命教授 5,601 字 会議録で読む

    昭和女子大学の八代と申します。 本日は、このような機会を与えていただきまして、ありがとうございました。 私は、同時に、制度・規制改革学会というところの理事を長年務めておりまして、本日は、その学会の成果といいますか、提言に基づく内容となっております。よろしくお願いいたします。 一枚目、アウトラインというのが下にありますが…

  40. 熊谷亮丸 株式会社大和総研代表取締役副社長兼副理事長 5,158 字 会議録で読む

    大和総研の熊谷でございます。 本日はお招きいただきまして、心より光栄に存じます。 御審議の御参考にさせていただきたく、令和八年度の予算案につきまして意見を申し述べます。 私の資料で右下のページで申し上げてまいりますが、一ページの部分で、本日はこの二つのポイントについて、日本経済、海外経済の展望、そして日本経済が抱える課…

  41. 自民党の加藤明良でございます。 本日は、両公述人におかれましては大変貴重な御意見をいただきまして、ありがとうございました。幾つかそれぞれ質問させていただきたいと思います。 まず、今の日本経済そしてまた日本の現状ということの認識でございますけれども、我が国は長年のデフレから脱却局面にあるという一面が一方で、人口減少、労働…

  42. 八代尚宏 昭和女子大学特命教授 586 字 会議録で読む

    御質問ありがとうございました。 東京一極集中の問題というのは、それを人為的に、つまり、工場等立地規制法とか今の大学の定員規制とか、そういう規制によって一極集中を是正しようという考え方が間違っているわけで、結果的に、地方の主要都市を活性化することによって、東京に行かなくても、いい雇用機会があるような前提をつくるというのが…

  43. ありがとうございます。 地方の経済を活性化するため、地方の農業をしっかりと活性化させるということの御意見だと思います。私も大賛成でございます。 やはり地方の農業というのは、今のその構造的な問題によりまして、これまでやはりどうしても中山間地域であったり小規模農家であったり、面積の狭い農業もしっかり守っていこうという食料安…

  44. 八代尚宏 昭和女子大学特命教授 726 字 会議録で読む

    ありがとうございました。 まさしく食料安全保障というのは非常に重要なわけなんですが、今農水省のやっている政策はそれに逆行するわけですよね。減反政策こそ食料安全保障、一番リスクをもたらしているわけで、農家の方が作りたいだけお米を作る、国内で消化できない分は輸出すると。そうすると、仮に台湾有事みたいなことが起こって海上封鎖…

  45. 熊谷亮丸 株式会社大和総研代表取締役副社長兼副理事長 447 字 会議録で読む

    ありがとうございます。 これは、やっぱり海外から日本に投資を呼び込むというのはこれは極めて重要な成長戦略だということで、例えばシンガポールなどだとしっかり特定の官庁がそれを総括的に見てワンストップで全てをやるわけでございますが、日本の場合、どうしても縦割りになって小出しの対策になり、例えば海外から来る人たちの生活の話で…

  46. 立憲民主党の森本真治でございます。 両先生には、本日は貴重なお話、ありがとうございました。 最初に、熊谷公述人に、日本経済が抱える課題ということで幾つか今日資料も示していただいたんですが、今日ちょっと私お伺いしたかったのが、日本経済の課題の中での一つがやっぱり今のこの中小企業のことをちょっと少しお話を聞いてみたいなとい…

  47. 熊谷亮丸 株式会社大和総研代表取締役副社長兼副理事長 792 字 会議録で読む

    御質問ありがとうございます。 おっしゃるように、やはり大企業と中小企業の格差というのはこれはまだ問題としてあるわけでございますが、他方で足下のこの賃上げの伸び率自体で見ると、かなり中小企業のところに、もう人が採れなくなってきている状況ですから、賃上げの裾野は徐々に中小企業の方にも広がってきているような状況だということが…

  48. 今、ITの投資の話もいただいて、DXとかですね、政府も非常に多岐にわたるそういう支援策のメニュー、私もよく見ていると電話帳ぐらいのメニューがありまして、ちょっとそこで私も実はこれかねがね思っていたところは、本当にそれが中小企業の生産性の向上に向けて生かされてきているのか。よく言われる例えば延命措置にそのような補助が使わ…

  49. 熊谷亮丸 株式会社大和総研代表取締役副社長兼副理事長 524 字 会議録で読む

    御質問ありがとうございます。 委員がおっしゃったとおりで、私も問題意識としては、今のこの中小企業の対策というのが、これが社会政策なのかそれとも経済政策なのかという、それがやはり混在してしまって、目的がどっちなのかというのが分からないところが正直あるんだと思うんですよね。 経済政策であれば、おっしゃるように、これはもう生…

  50. ありがとうございます。 それともう一つ、今日、熊谷公述人の資料の十六ページ、これ、日本の実質賃金は生産性と労働時間で米国に見劣りという資料があったので、ちょっとここをもう少し聞きたかったんですけれども、労働時間要因というのは労働時間が短いという意味なのかということなんですね。 要は、これ、今労働時間の規制改革の議論なん…

  51. 熊谷亮丸 株式会社大和総研代表取締役副社長兼副理事長 625 字 会議録で読む

    御質問ありがとうございます。 御指摘の点、まさにそのとおりで、ここで当然やっぱり社員の健康はもう大前提なわけですよね。社員の健康を大前提にした上で、仮に働き方改革が行き過ぎているのであればそれをある程度是正する必要があるということで、例えば希望する追加就労という、これはある程度統計で取れるわけですけれども、これが実現し…

  52. 八代尚宏 昭和女子大学特命教授 574 字 会議録で読む

    御質問ありがとうございました。 これについては、私もOECDで、実はジャパンデスクというところで八〇年代の末に働いていたんですが、外国の人から、なぜ日本はこんなにうまくいっているのかという質問がたくさん来たわけですが、九〇年代に入ると全く逆で正反対なわけですね。だから、よく日本人が怠け者になったとか経営者が悪くなったと…

  53. 熊谷亮丸 株式会社大和総研代表取締役副社長兼副理事長 738 字 会議録で読む

    御質問ありがとうございます。 私も八代公述人と基本的には同じような考え方でございまして、一つはやはりこの冷戦が終結をしたこと、それから、IT革命が進むことによって、今までの日本の縦型の社会というのがどうしてもフラットになってくるわけですから、組織がどうしても合わなくなったということがありますし、加えて、それまで日本はキ…

  54. 八代尚宏 昭和女子大学特命教授 637 字 会議録で読む

    ありがとうございました。 非常に、おっしゃるとおり、企業の行動の変化というのも大きいと思います。ただ、それまでの日本は余りにも利益というものを度外視してきて、とにかく雇用を守ればよかったということをやってきた。それに対して株主価値を高めろという動きがあったのは、そのとおりだと思います。ただ、それをやり過ぎてはいけない。…

  55. 熊谷亮丸 株式会社大和総研代表取締役副社長兼副理事長 1,024 字 会議録で読む

    ありがとうございます。 委員がおっしゃったように、私は、大きな資本主義の流れというのは、資本主義四・〇などと言いますけれども、今までは株主の近視眼的な利益だけが過度に重視をされるレーガン・サッチャーリズムですとかグローバル資本主義であったものが、大きなトレンドとしては四・〇という、いわゆるステークホルダー資本主義でござ…

  56. 公明党の窪田哲也と申します。 今日はどうもありがとうございます。貴重な御意見を賜りました。示唆に富んだ御意見であったと思います。ありがとうございます。 初めに、熊谷公述人の方からお伺いをしたいと思います。 構造的な我が国の問題ということについて伺いたいと思うんですけれども、今日御提供いただきました資料でも、十五ページ、…

  57. 熊谷亮丸 株式会社大和総研代表取締役副社長兼副理事長 960 字 会議録で読む

    御質問ありがとうございます。 やらなくてはいけないことは、この十七ページの労働と資本とTFP、特にやっぱりTFPのところで、労働生産性がやっぱり今、日本は低いという問題があるわけでございまして、例えば労働生産性に関しては、五十ページのところを恐縮ですが御覧いただくと、これが日本とアメリカで労働生産性が大体過去十五年ぐら…

  58. 熊谷亮丸 株式会社大和総研代表取締役副社長兼副理事長 1,018 字 会議録で読む

    食料品全体ということでいえば、八代公述人がおっしゃったように、やっぱり米の部分ですよね。そこの部分というのはいろんな波及、お弁当とか含めていえばかなりの部分がございますので、その意味では私はやっぱり、減反政策をやめて、米価を下げて、輸出競争力を付けて、それこそがやはり農政改革の本丸だと考えておるわけでございまして。 例…

  59. 日本維新の会、石井めぐみと申します。 本日は、両先生におかれましては、貴重なお話を伺う機会をいただきまして、ありがとうございます。 私からは、今回におかれまして地域未来戦略を念頭に、地方創生についてお伺いしていきたいと思っております。 政府の地方創生の取組についてですが、人口減少が本格化する中で、政策の前提そのものにつ…

  60. 八代尚宏 昭和女子大学特命教授 913 字 会議録で読む

    ありがとうございました。 先ほどの議員の方の質問と続きになるわけなんですが、これまでは、もうちょっと長い目で見ますと、日本というのはやはり人口がずっと増えてきたわけですよね。ですから、その増えてきた人口をどう養うかということでどんどん分散してきたわけですね、山林を切り開いて畑を作って、そこで食料を増産して。それが今逆転…

  61. 八代尚宏 昭和女子大学特命教授 525 字 会議録で読む

    ただ、政府がそこまで細かくやるというのは私は無理があると思いますので、やはり女性が働きやすい仕事をつくると。それは、結局企業の中で働くことなんですよね。だから、自営業中心のやっぱりどうしても社会になってしまっているのが多い地域だと思いますが、やはり女性が働けるような、専門職として働ける場合にはもっと企業を活用していくと…

  62. 八代尚宏 昭和女子大学特命教授 558 字 会議録で読む

    これは難しい御質問ですけれども、やっぱり私は、日本はもっと市場を活用するというふうに持っていかないといけないと思います。どうしても市場に任せておくと企業は愚かな行動を取るから政府がそれに介入するという、一昔前の産業政策のような考え方が復活していないかとも危惧をしているわけですよね。 私は、政府と市場との役割というのはサ…

  63. 熊谷亮丸 株式会社大和総研代表取締役副社長兼副理事長 620 字 会議録で読む

    御質問ありがとうございます。 大枠のところでいえば、やはり地方の問題というのは、よくニア・イズ・ベター、近い方がいいと言いますが、例えば経団連などが新しい道州制みたいなものを提案されていますので、ある程度広域にして、そこに権限を渡して、近いところで問題を解決していくというのがまず第一歩ではないか。 そして、ちょっと私の…

  64. 本日は、貴重なお話を伺わさせていただきまして、ありがとうございました。 参政党の塩入清香と申します。よろしくお願いいたします。 まず、八代先生に伺いたいと思います。 世界と競争する東京の足を引っ張る形で一極集中の抑制という地方の保護政策が行われているとのお話がございました。私の認識ですと、ふるさと納税などで各地域に税収…

  65. 八代尚宏 昭和女子大学特命教授 531 字 会議録で読む

    ありがとうございました。 ただ、私はその保護政策自体が良くないと考えていますので、保護政策が十分でないということは別にいいんじゃないか。だから、むしろ問題は、東京から保護するんじゃなくて、議員がおっしゃったように、やっぱり地方それぞれでちゃんとした、災害のときの対策とか女性の雇用を守るとか、いろんな形で人口の集積が必要…

  66. 八代尚宏 昭和女子大学特命教授 554 字 会議録で読む

    議員のおっしゃる点は物すごく大事だと思います。 東京だけが栄えてはやっぱり駄目なんですね。それは何といっても独占になってしまいますから、だからこそ地方の主要都市がもっと元気になって、それで東京と競争をすると。大阪なんかは典型ですけど、大阪人の考え方は東京人とはやっぱり違うわけで、それを生かして過去は随分発展してきたわけ…

  67. 八代尚宏 昭和女子大学特命教授 887 字 会議録で読む

    ありがとうございました。それは非常に大きな点だと思います。 ただ、それは、公共交通を維持するというのは物すごく難しいわけで、一つは、お客が少ないということと、職業運転手がとにかく今確保できないという問題があるわけですね。 それで、おっしゃったように、利潤を追求するというのはタクシー会社のことであって、タクシー会社はもう…

  68. 熊谷亮丸 株式会社大和総研代表取締役副社長兼副理事長 815 字 会議録で読む

    御質問ありがとうございます。 私の資料の五十六ページのところをちょっと御覧いただくと、ここで諸外国における外国人労働者を受け入れたときの様々な研究がございまして、見やすいように赤字で書いてあるのがプラスの影響、青字で書いてあるのがマイナスの影響ということで、賃金、雇用、生産性、年金等々についてそれぞれ、全体としてはまち…

  69. お忙しいところ、ありがとうございます。 日本共産党の大門実紀史です。 八代先生、お久しぶりでございます。覚えていらっしゃいますか。いやいや、日付いつだったかなと思ったら、調べたので、二〇〇八年三月二十五日のこの予算委員会公聴会だったんですけど、公聴会というよりも、忘れもしない、大激論になって、八代先生対野党でですね。…

  70. 八代尚宏 昭和女子大学特命教授 528 字 会議録で読む

    ありがとうございました。当時、鴻池委員長の時代でして、覚えております。 それで、御質問なんですが、規制改革の考え方に変化はないんですが、残念ながら時代が逆行してきまして、小泉内閣のとき、第一次安倍政権の頃はやはり変えなければいけないと、今の日本の現状を。それがどっちかといえば主流で、余り急ぎ過ぎてはいけないという反対論…

  71. ありがとうございます。 私も、何もかも規制しろというふうに申し上げているわけではなくて、やはり公の役割の果たすべきところは、大事な規制もあると思いますし、コントロールが必要じゃないかなと思っているところで、市場万能主義というのは様々な弊害を生んでいるんじゃないかと思うところです。 改めて、あのときの議論でちょっと気にな…

  72. 八代尚宏 昭和女子大学特命教授 796 字 会議録で読む

    御質問ありがとうございました。 今、億ションというか、マンションの値段が非常に高くなっている、なかなか普通の人は買えない。どうすればいいのか。家賃を下げるわけですね。家賃を下げるためにはどうしたらいいか。供給を絞ることか供給を増やすことかといえば、それは供給を増やすことにあるわけですね。 ですから、やはり今そういう、議…

  73. ありがとうございます。 是非東京の全体の地価を見ていただきたいんですけど、上がっているのは、都市部が上がって、都心部が上がって、周辺が上がって、新築が上がって、中古が上がって、この土地の住宅の高騰というのはもう全区的に、全都的に広がっておりますので、ちょっとおっしゃったのからもう波及しているという点は申し上げておきたい…

  74. 八代尚宏 昭和女子大学特命教授 502 字 会議録で読む

    ありがとうございました。 議員は私よりもっと過激なお考えを持っておられて、私も、道州制というのは確かにちょっと昔のイメージなんですが、もうちょっとそういうブロックに自治権を与えると、アメリカの州に近いようなですね。もちろん、外交とかそういうものは駄目なんですが、もっといろんな法律で、言わば特区みたいなものでいいんじゃな…

  75. 八代公述人、まさに私どもで言っていたのは、アットマーク九州、アットマーク北海道があって、関東、関西があってと。例えば、東北なら税収格差が出るじゃないかと。そうしたらどうするかといったら、九州と関東が協定を結んで、税収を譲ってもらったら、東京の人が九州に来るといろんな割引制度があるとか、そういうような知恵を出し合ってやる…

  76. 八代尚宏 昭和女子大学特命教授 673 字 会議録で読む

    ありがとうございました。 先ほど、ライドシェアは怖いという考え方で、これは特に女性の方がそう言われるんですが、ただ、アメリカの犯罪率と日本を比較しても仕方がないので、アメリカはもうタクシーも同じぐらい怖いわけなんですよね。 ですから、むしろ日本ではライドシェアを活用することによって、あれは物すごくよく考えていて、もう誰…

  77. 熊谷亮丸 株式会社大和総研代表取締役副社長兼副理事長 506 字 会議録で読む

    ありがとうございます。 先ほど九ページのところで百三十と申し上げましたが、例えば、帝国データバンクが企業全部に聞いていますけれども、これだと大体百十円台から百二十円台というところが、これが五割以上を占めているという、そういう状況ですので、その意味では、一部の輸出の企業に関して言えば円安で潤うけれども、たくさん物を輸入し…

  78. まさに、そういう発信をしていただかないと、何か今、円安は日本にとっていいみたいな、それは全然違うだろうと、庶民のこと考えているのかというのが私の基本的な意見なんですけど、それでいうと消費税というのは何なんだと。 はっきり言って、輸出する側の企業にとっては還付金があったりするわけですよね。今回、食品消費税ゼロみたいなこと…

  79. 八代尚宏 昭和女子大学特命教授 467 字 会議録で読む

    いろんな面があると思いますが、先ほど、円安が得か円高が得かというのは非常に基本的なポイントで、私も学生時代に先生に聞いたことがあります。それは立場によって違うんですよね。おっしゃったように、企業にとって、輸出企業にとって円安がいいと。しかし、輸入する企業、それから消費者は基本的に輸入する方ですから、今ツーリストが増えて…

  80. ただいまから予算委員会公聴会を再開いたします。 令和八年度総予算三案につきまして、休憩前に引き続き、公述人の方々から御意見を伺います。 この際、公述人の皆様に一言御挨拶を申し上げます。 本日は、御多忙の中、本参議院予算委員会に御出席を賜り、御意見を頂戴できることをとてもうれしく、感謝申し上げます。委員会を代表いたしまし…

  81. 宮家邦彦 キヤノングローバル戦略研究所理事・特別顧問 5,517 字 会議録で読む

    本日は、参議院予算委員会の公聴会、公述人としてお招きいただき、誠にありがとうございました。 本来であれば、イラン情勢ですとかいろいろ関心の多いものがあると思うんですけれども、必要があれば後ほど御質問にお答えすることにいたしまして、今日は、僣越ながら、私が現下の国際情勢をどのようにして見ているのか、その上で、日本の安全保…

  82. 松尾豪 合同会社エネルギー経済社会研究所代表 5,783 字 会議録で読む

    ただいま御紹介いただきましたエネルギー経済社会研究所の松尾と申します。 本日は、このような貴重な機会を、大変貴重な機会をいただきまして、誠にありがとうございます。 私の資料、エネルギーと申し上げましても非常にこれ分野が広いものでございます。私はどちらかというと電力を専門にしておりますので、電力を中心にしながら、原油につ…

  83. 自由民主党の阿達雅志です。 本日は、お二人の公述人から非常にタイムリーな、また非常に興味深いお話をいただきまして、誠にありがとうございます。 まず、宮家公述人に少し質問させていただきたいと思います。 宮家公述人がおっしゃった、今、大国におけるグレートゲームパート3が始まったんじゃないか。私も同感なんですけれども、特にこ…

  84. 宮家邦彦 キヤノングローバル戦略研究所理事・特別顧問 582 字 会議録で読む

    御指摘のとおりだと思います。 トランプさんが民主主義を言わなくなって久しいんですけれども、私はトランプさんの現象が全てアメリカをこれからずっと形作っていくとは思っていません。トランプさんみたいな人がアメリカに出てくるのは、これ歴史上何度もあることですから驚いてはいけないんですが、同時に、トランプさんのような人がずっと続…

  85. ありがとうございます。非常に貴重な御指摘だと思います。 先ほどお話の中で、ちょっと微妙な言い方で、トランプ大統領に戦略があるとすればというおっしゃり方をされたんですけれども、トランプ大統領ないしはアメリカがやっぱり中国との長期的な覇権競争、これを一つの目的で置いていると考えた場合に、今までの、最近のアメリカのアプローチ…

  86. 宮家邦彦 キヤノングローバル戦略研究所理事・特別顧問 627 字 会議録で読む

    恐ろしい御質問をされる方だなと。 研究者として正直に客観的に申し上げようと思いますが、先ほど申し上げたとおり、アメリカは中国が一番、今後のアメリカの存在を脅かす勢力としては中国が一番大きい。ですから、できれば、先ほど先生がおっしゃったとおり、ヨーロッパでの関与を減らし、中東での関与を減らし、余力があればそれはアジア太平…

  87. 宮家邦彦 キヤノングローバル戦略研究所理事・特別顧問 550 字 会議録で読む

    ありがとうございます。 今でも、中国をどのように見るかについて、トランプ政権はもちろんのこと、米国内でもいろいろな意見があることは事実です。そして、それを明確な敵対国というふうに見る向きもあれば、いや、ビジネスの相手として重要だと考える人たちがいることは事実です。 ただ、先ほども申し上げたとおり、中長期的に考えた場合に…

  88. 宮家邦彦 キヤノングローバル戦略研究所理事・特別顧問 543 字 会議録で読む

    対中政策の基本は、順番はともかくとして、抑止と対話であります。昔は対話と抑止と言ったかもしれませんが、最近は抑止と対話というふうに言っております。なぜかというと、抑止すべきことが増えちゃってコストが高いからでございます。 抑止の部分についてはもう御説明したので、簡単に対話の方をお話しします。 対話を軽んじる人がいるかも…

  89. 宮家邦彦 キヤノングローバル戦略研究所理事・特別顧問 413 字 会議録で読む

    レアアースの問題は、コストです。コストが高いために我々は中国に依存せざるを得ないわけで、そして我々が何か努力をすれば、彼らは安値攻勢でその独占的な地位を維持しようとする。ですから、話合いだけでこの問題が解決するとは私は思いません。 なぜならば、これビジネスじゃないからです。レアアースの問題は、彼らはもう何十年も前からビ…

  90. 松尾豪 合同会社エネルギー経済社会研究所代表 544 字 会議録で読む

    実はこの量的な供給力の確保義務というものについては、やはりこのようなエネルギー危機に対して事前に電源の多様性という観点と、燃料調達も、やはり今この瞬間で申し上げると、今まだ起きていないですけれども、恐らくあと一か月、二か月続きますと、これLNG、スポットの取り合い、争奪戦ということが起きかねない状況だと思っています。特…

  91. 国民民主党・新緑風会の平戸航太です。 本日は、現下の世界情勢を踏まえた大変貴重なお話をいただきまして、誠にありがとうございました。 まず初めに、宮家公述人にお聞きしたいと思います。 グレートゲームパート3という視点でのお話がございました。インド太平洋地域の情勢についてというところでお聞きしたいと思いますが、先日の日米首…

  92. 宮家邦彦 キヤノングローバル戦略研究所理事・特別顧問 458 字 会議録で読む

    さきの日米首脳会談は、私は比較的うまくいったと思っています。メディアの一部には、これをアメリカからの要求を回避できたなんという報道もありましたけど、私は日米首脳会談の本質ってそれじゃないと思っています。もちろん、それも大事ですけどね。やはり、インド太平洋地域での日米の同盟の重要性、そして中国を、名指しするかどうかは別に…

  93. 宮家邦彦 キヤノングローバル戦略研究所理事・特別顧問 568 字 会議録で読む

    私はいろんなところでいろんなことを言っているんだなとか思いましたが、変わりません。 研究者として申し上げれば、今回の戦争について、明確な戦略、そして戦術だけはありましたけれども、大義名分と同盟という観点でいうとかなり不足していた部分があると思います。だからこそ、アメリカの大統領の発言が二転三転するというのもこれはある程…

  94. ありがとうございました。 これ以降は、松尾公述人にお聞きしたいと思います。 先ほどいただいたお話の中で、電気料金が上がっていくという点もあったかと思います。一方で、日本の国内、再エネ賦課金、二〇二六年度から単価が上がると、標準家庭においては年間負担額が二万円以上増加するという報道もされております。 一言に再生エネルギー…

  95. 松尾豪 合同会社エネルギー経済社会研究所代表 763 字 会議録で読む

    ありがとうございます。 まさに先生がおっしゃるとおり、やはりこの再生可能エネルギーをめぐる、特に景観であったりとか住民とのあつれきという問題も出てきていると思っておりますし、まさに電気料金が上がる局面でこの再エネ賦課金が非常に、四円を超えるという、単価では四円を超えるという状況ですので、少し、最初導入をするとき、コーヒ…

  96. 松尾豪 合同会社エネルギー経済社会研究所代表 530 字 会議録で読む

    実はこれはエネルギー安全保障という観点で申し上げますと、やはりこの一九九〇年代から日本も発電の自由化から始まって徐々に自由化が広がってきたという状況ではございます。やはり日本は、先進諸国の制度をどちらかというと追いかけるという側面があり、自由化を追いかけてきたところがございますので、比較的このエネルギー安全保障というも…

  97. ありがとうございます。公明党の原田大二郎です。 本日は、イラン情勢も含めまして緊迫化する世界情勢を踏まえたエネルギー安全保障の話を聞かせていただき、大変にありがとうございます。 まず、私の方から宮家公述人の方に御質問をさせていただきたいと思います。 先ほど村田委員からもお話がありましたが、米中対立と日本の外交バランスと…

  98. 宮家邦彦 キヤノングローバル戦略研究所理事・特別顧問 531 字 会議録で読む

    中国にとって日中関係というのは米中関係とは若干違う見方をしていると思います。 彼らにとって戦略的な対立の相手はアメリカですから、米中関係が一番重要。逆に言いますと、こういう言い方はしてはいけないかもしれませんけど、日中関係というのはもしかしたら米中関係の従属変数である場合があるんです。つまり、中国から見た場合に、米中関…

  99. 宮家邦彦 キヤノングローバル戦略研究所理事・特別顧問 398 字 会議録で読む

    一部に、中東でああいう状況になったので、中国が最近台湾を含め現状変更に、よりのめり込んでいくのではないかという議論もあると思います。そういった報道も見たことがありますが、私はむしろ逆だと思っていまして、中国が今一番望んでいるのは、アメリカとの関係をしっかりとマネージすること、管理すること、そして、彼らは時間を掛けて、必…

  100. 宮家邦彦 キヤノングローバル戦略研究所理事・特別顧問 587 字 会議録で読む

    鋭い御指摘ですが、私はこれについて若干変わった意見を持っておりまして、私は本当に、過去五十年間のエネルギー危機、一九七三年のエネルギー危機以来の日本の中東政策が本当にこれで良かったのかということをつくづく考えております。 思考停止とは言いませんけれども、七三年に起きた問題と今はどこが違うんですか。最も違うのは、当時は九…

  101. 松尾豪 合同会社エネルギー経済社会研究所代表 830 字 会議録で読む

    御質問ありがとうございます。 まさに、今まで特にヨーロッパで起きているのは、どちらかというと投資がやはり再生可能エネルギーに非常に偏重してきていた、そして火力電源への投資というものが全く行われていない、こういう状況が続いてきて、かつその燃料は、例えばドイツであれば自国で取れていた褐炭であったりとか、場合によってはロシア…

  102. 宮家邦彦 キヤノングローバル戦略研究所理事・特別顧問 795 字 会議録で読む

    まず、なぜ核が欲しがるか。私がイランの戦略家であれば、当然オプションとして考えると思います。それは、北朝鮮は核を持っているからアメリカにやられないのよね、サダム・フセインは持っていなかったからやられたのよね、だったら持つしかないでしょうと、私だったら思います。宗教的にファトワが出ておりまして、一応反対ということですが、…

  103. 宮家邦彦 キヤノングローバル戦略研究所理事・特別顧問 383 字 会議録で読む

    非常に難しい質問ですが、政治的な判断を抜きにして研究者として申し上げれば、私は、必ずしも正しい判断ではなかったというふうに将来の歴史家がそういう判断をする可能性はあると思っています。もっとうまいやり方があった、彼が駄目だったと言うつもりはなくて、もっとうまいやり方があったとは言えると思います。 具体的に言いますと、やは…

  104. 宮家邦彦 キヤノングローバル戦略研究所理事・特別顧問 459 字 会議録で読む

    私も報道以上のことは知りませんけれども、それを総合させていただくと、恐らくイスラエルは昨年の段階からこのような作戦を考えていたと思います。そして、アメリカとは少なくとも軍レベルでは緊密な連絡を取っていたと思います。ですから、作戦を作っていたかもしれません。 そして、実は今年に入って、というより去年の末、年末にイランで騒…

  105. 松尾豪 合同会社エネルギー経済社会研究所代表 775 字 会議録で読む

    ありがとうございます。 これは非常に難しい御質問かなと思っておりまして、これは原油と電力ではまた事情が違うと感じております。 電力については、どちらかというと、今現状止まっているのは、LNGの調達におけるホルムズ依存度というのは五%でございますし、これをちょっと推定で電源構成で見てみますと、全体、これ再エネとか原子力も…

  106. 松尾豪 合同会社エネルギー経済社会研究所代表 421 字 会議録で読む

    私自身、実は石炭火力は維持する必要性を感じております。 これは、理由は二つございます。一つは、今おっしゃられたとおり、やはり電源多様性の確保という観点は非常に重要だと思っております。もう一つは、今後、ちょっとコストが非常に高いということで今回残念ながら撤退になってしまいましたが、洋上風力、風力発電の導入拡大というものを…

  107. 松尾豪 合同会社エネルギー経済社会研究所代表 404 字 会議録で読む

    ありがとうございます。 これは、今現状、石油元売各社は、これはもう品位や品質を問わず、もう世界各地から輸入をかき集めてきているという状況であると思っています。 ただ、これ今現状、統計的に表せるものが、恐らく来月の十八日に通関統計の速報が出るまでなかなか分からないので、ちょっと定量的にお示しすることは難しいと思うんですが…

  108. 松尾豪 合同会社エネルギー経済社会研究所代表 396 字 会議録で読む

    輸入していない国というとちょっとあれなんですが、輸入量が比較的その依存度として低い国も含めて申し上げさせていただくと、まさに米国の原油というのは、今現状も輸出をしているという状況の中で、比較的活用の余地というのはあるのかなと感じております。 一方で、この原油というのは非常に難しいといいますか、取扱い大変なものでございま…

  109. 松尾豪 合同会社エネルギー経済社会研究所代表 482 字 会議録で読む

    ありがとうございます。 まさに、二〇一〇年代まで、特に再エネが導入拡大進んだのが二〇一〇年代ですけれども、この頃はどちらかというと、国産というよりは競争力のある再エネをしっかり育てていくといいますか、産業として育てていくと、こういう嫌いがあったと思います。 ただ、やはりこれだけ地政学リスクが高まっているということ、また…

  110. 宮家邦彦 キヤノングローバル戦略研究所理事・特別顧問 754 字 会議録で読む

    まず、キューバについてですが、キューバの前に申し上げなきゃいけないのは、これは言い方難しいんですけれども、私はトランプさんが何を言うかは余り関心ないんです。彼が言ったことは朝昼晩で違いますし、目的も全部違いますから、ですから、言ったことはその程度で聞き流して、彼が実際に何をするかということに一番重きを置いております。…

  111. 宮家邦彦 キヤノングローバル戦略研究所理事・特別顧問 522 字 会議録で読む

    それは、日本の核についての対応ぶりということと理解いたします。 私、個人的に言いますと、このような不確実性が高まる中で抑止力を高めなければいけない、これは正しい。その抑止力を高める手段として核兵器があるかと言われれば、理論的にはあると思っています。 ただ、じゃ、それを日本がやるかということになりますと、これは単に軍事的…

  112. 松尾豪 合同会社エネルギー経済社会研究所代表 403 字 会議録で読む

    まさにおっしゃるとおりでございまして、やはり今回止まった、ちょっとLNGで申し上げますと八千六百万トン止まっています、四億二千万トンのうち八千六百万トン止まっている。これをカバーできる国というのはなかなかないわけでございます。場合によっては、例えばロシアの天然ガスをヨーロッパがもう一回受け入れるんじゃないか、こういうよ…

  113. 米国のイラン攻撃がきっかけとなって、ウクライナ侵略を続けるロシアを利するような、そういう結果になりかねない、短期的には少なくともですね、これはそれなりに重大な問題ではないかと思います。 もう一点、宮家公述人に伺います。 公述人は、ヨーロッパでも中東でも抑止が効かなくなったというお話を今日いただきました。でも、私は、その…

  114. 宮家邦彦 キヤノングローバル戦略研究所理事・特別顧問 667 字 会議録で読む

    法の支配を回復すると戦争が終わるわけではなくて、戦争が終わったら法の支配が回復されるのでございます。 ですから、国際法が万能ではもちろんなくて、国際法の研究者の方には大変申し訳ないですけれども、国際法というのはまだ開発途上の法体系でございます。なぜならば、強制力がないからです。国内法であれば当然強制力が、法執行機関があ…

  115. 宮家邦彦 キヤノングローバル戦略研究所理事・特別顧問 464 字 会議録で読む

    私の申し上げた趣旨は、将来の歴史家が、この問題について正しい判断をするかどうかにもよりますけれども、いかがなものかというふうに見る方がいるかもしれないということを理論的な可能性として申し上げただけであって、今の時点でトランプさんの行動が国際法上どうだということについて私は議論をするつもりはありません。 オンゴーイングで…

  116. まず、松尾先生にお願いします。 この一番最後のスライドの日本への御意見の中で、エネルギー自給率の向上、そして原発の再稼働のことをメンションされたと思うんですけれども、これちょっと見方を変えて、この原発の保安ですね、セーフティー、つまり事故とか故障への備えではなく、セキュリティーの話です、原発のセキュリティー。つまり、テ…

  117. 松尾豪 合同会社エネルギー経済社会研究所代表 664 字 会議録で読む

    これは、まさにウクライナでザポリージャ原発や南ウクライナ原発に対してロシア軍が攻撃を仕掛けていると、こういうようなことはございますけれども、ここで重要なのは原子炉建屋そのものは戦いの場になっているわけではないというところでございます。じゃ、だからないがしろにしていいかというと、なかなかそうではないと感じております。 日…

  118. まさにそこなんですね。実は、僕、元研究者でありまして、「テロリストは日本の「何」を見ているのか」という本を書きまして、全然売れなかったんですけどね。何というのかな、IAEAももちろん、日本の三・一一、あれが世界で大教訓を与えたんですね、教訓を与えたんですね。IAEAも本当にこの核セキュリティーの協力とか人材育成の重要性…

  119. 宮家先生、お願いします。 イラン情勢であります。 おととい、昨日、停戦、微妙ですけれども、今、仲介やっているのがパキスタンという、非常にコントラバーシャルな核保有国が、パキスタンが今焦点になりつつありますね。 こんな感じでいつか停戦が来たとして、これ頭の体操なんですけれども、デー・アフターですね、デー・アフター、その辺…

  120. 宮家邦彦 キヤノングローバル戦略研究所理事・特別顧問 759 字 会議録で読む

    今のお話を伺っていて、私は、イラク戦争の後、占領組織でCPAというのができましてそこに出向していたので何となく分かるんですが、イランがこのままどのような形になるか知らないけど、停戦が仮に実現したとして、現政権が残ったとしても、恐らくいろんなオプションがというか、可能性があると思いますね。非常に強い政府が残るか。いや、残…

この会議録の出典

出典: 国会会議録検索システム(国立国会図書館) ・PDF

会議録 ID: 122115262X00120260324

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